テフロン加工って何が使われてるの?

こんにちは、カガクラムです。

最近、フライパンや炊飯器などでよく使われている

「テフロン加工」、いいですよね。

私も一人暮らしでよく料理をしますが、テフロン加工のフライパンは焦げにくいし、使いやすいので愛用しています。

しかし、こんな便利な「テフロン加工」ですが、

物質的に一体どのようにできているのでしょうか?

また、使っていくうちに有害な物質が発生したり

しないのでしょうか?

知らず知らずのうちに有害物質が発生している、

なんてことはイヤですよね。

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今回はこういった疑問を解決していきたいと思います。

「テフロン加工」は何でできているの?

結論から先にいいますと、「テフロン加工」には「フッ素樹脂」が使われています。フッ素樹脂というだけあり、当然、樹脂にはフッ素原子が含まれています。

 

そして、フライパンで使われているフッ素樹脂は一般的に、
「ポリテトラフルオロエチレン」(PTFE)でできています。

PTFEの化学式は以下のものになります。

少しだけ説明しておくと、Cというのは炭素、Fはフッ素です。

そして、これらが()でくくられて右下に「n」とありますが、

かっこの中身がいっぱい繋がっている、ことを表しています。

つまりこの()の中身、C₂H₄がたくさん繋がったものが、

PFTEです。

ちなみになんですけど、この構造のF(フッ素)の部分が全てH(水素)になると、ポリエチレンになります。

注目したいのはC-F結合で、この結合というのはかなり強く、

なかなか切ることが出来ません。

ですので、PTFEは高い耐熱性能(融点は327℃)を誇り、摩擦や薬品にも強くなっています。

使っていて有害物質が発生したりするの?

普通に使っている限り、有害な物質は発生しないと言われています。

しかし、260℃を超える高温になると、テフロンから様々な有害物質が発生するといった報告が上がっています

それ以外にも、テフロン加工のフライパンを使う時は、

空焚きしないように、注意事項で書かれています。

普段私たちが料理をする際に260℃ほどの高い温度は必要ないので、自分で料理をするときには、

空焚きしないことに注意しておけば、有害物質が発生するというリスクは少ないようですね。

テフロン加工のフライパンを使う時はガス、IHに関わらず中火程度までにしておくと安心ですね。

まとめ

今回は、テフロン加工が何でできているのか、使っていて有害物質は発生するのかについて、明らかにしていきました。

フッ素樹脂はテフロン加工のフライパン以外にも、半導体や化学機器等で使われています。丈夫で便利な物質なので、用途は多いでしょうね。

また、フッ素樹脂には「ポリテトラフルオロエチレン」(PTFE)以外にも種類があるようです。

それらの物質も、また機会があればまとめてみたいと思います。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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